ウィッシュ&ワームス。
ワタシがイマ、此処に望む手。
かじかんだコノ手にイツモ温もりをくれる。
いつだって、あったかいソノ手。
マダ此処に居たいと駄々をこねるかのように、ワタシを離さずに居るんだけれど、
ソノ手が離れるトキはいつだって、冷たい香りが漂っていて。
急に独りにされたワタシは、なんだかトテモ、淋しくなって、
戻ってきて、とココロの中だけで呟いてみる。
ココロの中でだけ、だ。
現実のワタシはただ、冷たく丸まった背中を見つめるだけ。
そして、幾度も繰り返されてマタ、呟いてみる。イマはただ、望むだけ、だから。