キミから溢れ出した言葉。その1つ1つが涙に繋がって、

時には鋭くワタシを刺す。痛いのに、あったかい。

冷めた言葉の1つ1つは、いつか優しさに繋がって、

1年前のワタシ達が、鮮やかに思い出される。


キミの優しさに触れて、

それでも知れないコトが悲しくて。

もう絶対に追いつけないコトも分かってて、

それでも彼女を見失いたくない、と足掻くんだよね。

プライドが許さないから、しがみつくコトなんて出来ないんでしょ?


愛されたワタシと、憧れるボクは、

本当は醒めてなんかないキミのコトを想った。

穏やかな自分の感情が、ただ悔しくて、でも泣けなかった。

それなのに、キミの言葉に触れていつか、あったかい涙に濡れていた。

頬を伝う涙は生々しくて、醜い感情のスベテを洗い流してくれるように錯覚した。


嫉妬とか、憎しみとか、裏切りとか、悪口とか、そうゆう影。

大切なヒトを傷付けるソノ闇を、拭えるようなチカラが在れば、十分だ。

頬に伝う涙は生々しくて、ホッとした。優しさと愛情さえ残れば良い。もう沢山だ。