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『深く、深く、トテモ深い。』

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ワタシと似た空気を持つヒトだと思った。

一緒に居ると、いつだって穏やかで、落ち着いて、イツモ居心地が良かった。

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なにもなくとも、ただそれだけで、癒された。

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少しだけ、手を伸ばして、ココロの端に触れたトキ、

コノヒトはきっと、ワタシと似た弱さを持つヒトだと思った。

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ソレを他人に見せまいと生きる姿がワタシにはトテモ、トテモ眩しかった。

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一緒に居ると、明日から生きてく為のエネルギーをそっと、

そして絶え間なくずっと分け与えられている、ような気分になっていた。

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それからマタ、少しのあいだトキを経て、

彼のなかに、トテモトテモ頑丈な、強さを見つけられた、アノ日。

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それでワタシは、彼を少し、

ほんの少しだけ、見くびっていたのだと、知らされた。

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一緒に居られれば、コノ先もきっと、自分自身、イマより上へと成長してゆける。

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そう思った。

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見つけたのは、トテモ深く、純粋な優しさ。

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ソレがトテモ強く、素敵な武器であるとゆうコトも、

イマまでずっと、知っているようで、知らないままに、生きてきた。

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どうかワタシも、温かな愛情を持って生きていけますように。

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深く、大きな優しさをいつか、自分のなかにも見つけられますように。

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コノ想いをイマ、コノ先も決して、見失うコトが有りませんように。

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