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綺麗事に似せた約束事を生んでしまったような気がする。

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大切なヒトが苦しんでる。助けを呼んでいる。

此処と其処を繋ぐ糸がどんなに繊細なモノであっても、

たとえ千切れそうになったとしても、必ず紡いでみせるから。

ワタシは約束って言葉が苦手な人間だけど、キミとなら果たせると思う。

たとえ千切れそうになっても紡げる、だとか紡ぎたい、なんて綺麗すぎるかな。

太く短い関係、それも良い。凝縮された思い出は素敵だから。

だけど、キミとはもっと、細く長く、繋がっていたい。

欲を言ってしまえば、太く長く、繋がっていたい。

きっと、似通った気持ちで居てくれるでしょ?

そう思いながら最近ずっと連絡を待っていたけど、

待ってられなくなった。だからもう、ワタシから送っていい?

長いあいだ、ココロを痛めながらもソノ手で紡いだ糸を握り締めてずっと、

待っててくれたキミに対してイマ、待つべきか手を差し伸べるべきか迷ってる。

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彼女はワタシの大切で、ワタシは彼女の大切だ。

だからこそ、もう暫く息を潜めて待ってみようか迷うけど、

イマスグニデモ手繰り寄せたくて仕方ない糸が此処には在って。

指先を掠めては廻りマタ、掌を掠めるたびにワタシのコトを焦らせる。

細く、繊細で、触れたら最後かと思うほど脆いのは見えないココロを繋ぐ糸。

繊細だけど、2人が過ごしてきた時間を思えば実は結構、頑丈に結ばれた糸だ。

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この先、こんな風に思えるヒトにマタ出会えたら、きっとソレは運命で、いつか

ダリンと呼ぶようになったりして、そのヒトの隣がワタシの居場所になれば良い。

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